神撫会員の皆様へ(神撫会保有山林について)

神撫会員の皆様へ(神撫会保有山林について)

神撫会が摩耶山付近(灘区原田字青ケ谷51番)に保有している4,958㎡の山林(保安林)の取り扱いについて、会員の皆様にお知らせします。

この山林は初代近藤校長の時代に購入し、戦前は定期的に生徒の登山等が行われていましたが、その後は利用もなく長年放置されてきました。現在では、正確な位置も不明で現地に到達することも難しく、神撫会にとっても学校にとっても利用価値は無い状態です。

保安林のため固定資産税等の経済的負担はありませんが、近年自然災害が多発している中、山林が崩落等により周辺地に被害を生じさせるリスクがあり、万が一そのようなことが起これば、神撫会は所有者としての大きな管理責任を負うことが危惧されます。

役員会では山林の所有権を手放すことが適切だと判断し、かねてから売却・寄付の可能性を探ってきました。兵庫県、神戸市、隣接地に通信設備を持つ関西電力グループへの売却・寄付を検討・協議しましたがいずれも難しく、残された方法として、山林等の土地を有償で引き取る民間の土地引取会社へ所有権を移す方針を役員会として決定しました。

複数の会社の中から費用の安いLandIssues株式会社を相手方に選定し、山林を1,000円で会社に売却し、現状有姿で引き渡し所有権移転登記の後、会社には引取料として22万円を支払うという契約です。契約書の内容については神撫会員である複数の弁護士にチェックしていただきました。

神撫会会則第20条では「本会の資産の管理は常務理事会が方針を定め、評議員会の承認を得て行うものとする。」と規定されており、6/16の常務理事会、6/26の理事・評議員会でこの方針について承認を得たところです。

9月23日開催の神撫会総会で説明した後に契約したいと考えておりますので、もし会員の皆様の中でこの山林を引き取って活用したいという意向をお持ちの方がいらっしゃれば、早急に事務局までご連絡ください。

会員の皆様には上記の方針にご理解いただくようにお願い申し上げます。

2023年7月24日
神撫会理事長 玉田敏郎
==========================================================
(参考)(神戸市 地番参考図(灘区))によると,摩耶山に登る青谷道の途中にある行者堂跡から,六甲全山縦走路のある尾根へと続く尾根「行者尾根」を含む以下の区域と推定されます(100 % 正しいとは限らないのであくまで推定です。以下の地図と写真は「クリック or タップ」で拡大されます。地図上の赤い線は管理人が歩いた際の経路です。写真は該当すると思われる付近からの眺めです)
  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください