No.8「神撫」は「しんぶ」か?「じんぶ」か?

「神撫」をどう読むか?

90周年時に学校と同窓会で話しあい、公式には「しんぶ」で統一しましたので、神撫会事務局は”「しんぶ」と読みます”とお答えしています。

今年の会報「神撫臺79号」の表紙左上の「神撫臺」の文字の下に「SHINBUDAI」と表記が入ったのに気づかれましたか?


「神撫」の由来は?

こちらは言わずと知れた学校の北西に見える「高取山」に由来するものです。高取山は別名を「神撫山(かんなでやま)」いいます。「かんなで」は神奈備(カンナビ)で、神祭りの場、神の宿る山という意味があります。

長田高校校歌の3番 「仰ぐ神撫(しんぶ)の峯高き 頂きをさすみちの崎嶇(きく)♪~」でおなじみですね。

この疑問は以前から続いていたようで、昭和58年(1982)12月発行の「長田高校育友会報」に(中25/高3回生でもある)森口武彦先生が 「しんぶ」か「じんぶ」か ―「神撫」の読み方 ― という記事をお書きになっています。

80周年記念事業として発行された、前田米太郎先生の「ミニ校史」―神戸三中・長田高校の80年ー にも森口先生の記事を踏まえつつ、”『神撫』は「しんぶ」か「じんぶ」か” という記事が掲載されていますが結論はありません。

ただ、いくつかの理由を基に「学校としては「しんぶ」と読むのがよろしいかと思います、と書かれています。

            

理由①
 近藤英也初代校長が作詞された「来れ友」(大正13年)の一節「神戸の浦の神撫䑓・・・」のルビは印刷物によって変わっていて創立のころは両方の読み方をしていたとみられる。

しかし昭和11年制定の三中校歌「日の出づる國」(同じく近藤英也校長作詞)の歌詞「ゆかりも深き國士の府 學園神撫 聖神撫・・・」のルビはすべて「シンブ」であり、卒業生の方も校歌を合唱されるときは「学園シンブ 聖シンブ」とうたっていらっしゃる。

理由②
 グランドを”神撫台(しんぶだい)グランド”と命名された岩佐修理校長は三中と長田高校の両方にお勤めになり、三中時代の卒業生からもたいへん尊敬されていた方で、創立40周年時に(しんぶだい)と公式に名づけられたが、異論はなかった。

 
上でも書きましたが長田高校の校歌の3番歌詞も「仰ぐ神撫(シンブ)の峯高き」と歌います。

須磨区にある神撫町の読みが(じんむちょう)なので、混同して「じんむかい」と呼ぶ人もいらしゃるし、元神戸市長の故宮崎辰夫氏(三中4回生)が「じんぶかい」と呼んでおられたこともあり、同窓会での呼称は統一されていませんでした。ですから今もその呼び方を否定していません。

ただ、現在は登記や登録の関係で公式呼称は統一する必要があり、90周年以後は学校側も同窓会も「しんぶ」と呼んでいます。